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鍼灸治療で施す刺激と神経反応

鍼と灸が融合された鍼灸による治療。鍼による機械的な刺激や灸による温熱的刺激によって、生体に変化が生じることを利用した治療方法です。鍼灸治療で与える刺激は、末梢の感覚受容器が鍼灸治療の刺激によって興奮し、それが中枢神経に伝達されて興奮を引き起こさせます。さらにそれが、筋肉や腺などの効果器に伝えられて反応を引き起こすという流れになっています。このように、鍼灸の刺激による反応は、神経の反応という観点からも説明できるのです。また内臓の疾患では、その臓腑に相当する皮膚領域に知覚過敏体があるといわれています。このような概念も鍼灸治療では採用されていて、内臓系の疾患で鍼灸を用いるケースもあるようです。ところで鍼灸治療を行うはり師やきゅう師は国家資格であるため、鍼灸による刺激と神経反応の関係についても専門の教育機関でしっかりと学んできています。はり師やきゅう師になるためには、神経学に関しても正確な知識を持ち合わせている必要があります。

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